台風7号 小笠原諸島に激突!? 東日本・西日本大荒れのおそれ

台風7号は、今日8月11日5時には父島の北東約70キロを「ゆっくり」とした速さで北北西へ進み、小笠原諸島に最も接近しています。父島では午後0時29分に、最大瞬間風速31.2m/sを観測しました。

 

台風はこの後も、非常に強い勢力を維持して小笠原諸島の東を北西へ進む見込みです。
台風は、その後も日本の南を北上し、15日から16日頃にかけて、強い勢力で東日本や西日本にかなり接近する恐れがあります。
東日本や西日本では、14日頃から大荒れの天気となるでしょう。

 

夏の台風の特徴でもありますが、台風6号に続き、今回も「速度がゆっくり」です。台風を押し流す上空の風が弱いため、15日にかけて時速15キロ以下という、自転車並みのスピードでゆっくりと近づき、その後も時速20キロで北上するため、影響が長引く恐れがあります。

 

台風7号 東日本・西日本大荒れ予定!!

今後の台風7号の行方

 

小笠原諸島では12日未明にかけて、一部の住宅が倒壊するおそれもある風が吹く見込みです。

 

11日の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は65メートル、12日の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は45メートルと予想されています。

 

波も高く、12日にかけてうねりを伴って猛烈なしけが続く見込みです。

 

このあと台風が近づく伊豆諸島では12日から風が強まって大しけとなり、13日は非常に強い風が吹いて猛烈なしけとなる見込みです。

 

伊豆諸島の13日の最大風速は25から29メートル、最大瞬間風速は35から45メートルと予想されています。

 

台風7号の見通し 大雨

台風7号に見通し図

今後は、大雨にも警戒が必要です。

小笠原諸島には台風本体の雨雲がかかっていて12日明け方にかけて非常に激しい雨や激しい雨が降る見込みで、あす12日夕方までの24時間に降る雨の量は多いところで150ミリと予想されています。

伊豆諸島でも台風の進路によっては13日、警報級の大雨になるおそれがあります。

小笠原諸島では不要不急の外出を控え、暴風や高波、土砂災害に厳重に警戒し低い土地の浸水や川の増水にも十分注意してください。

伊豆諸島では高波に厳重に警戒し、今後の台風の情報に注意してください。